ウサギの膿瘍
ウサギは細菌感染に対して弱く、チーズ様の粘性の高い膿ができるために、完全排出が困難です。特に
歯根部の膿瘍に関しては原因の除去が難しく骨のを巻き込んで化膿します。
根本的な治療は完全抜歯できればいいのですが上下の歯のかみ合わせや一本だけの抜歯では他の不具合が出ることから難しい場合のほうが多いです。
そのために飼い主への患部処置法や食事管理の指導がかかせません。
膿瘍が上顎に出来たウサギです。
皮下膿瘍を切開して患部を開放創にしてこの創内に洗浄・消毒管理を実施
術後、最低でも数週間の抗生剤の投与が必要です。
ウサギの歯科疾患由来の皮下膿瘍は完治させることが非常に難しいです。
各種治療法は提案されていますが、確立した治療法はありません。
そのためこのようにならないように食事管理が重要な部分を占めます